2003、Love Spreads Movie Award Junket! 〜2003年に観た映画を語ろう junk編 2003.1.19
遅ればせながらjunk版を発表します。
今年のベスト10、及び色んな賞をつくりました。よければ観ていってください。
まずはBEST10から。
一応、2003年1〜12月の公開作で、映画館で観たモノに限りました。
1●「ボウリング・フォー・コロンバイン」
こんなアメリカに誰がした?は今年5本の指に入る名コピー。
笑いを武器に、したたかに、マイケル・ムーアがボウリング。
2●「シティ・オブ・ゴッド」
残酷と陽気としたたかさとへなちょこさ、その混乱の素晴らしき力。
したたかに生き抜く少年たちの生命が、感情が、疾走する。
3●「座頭市」
ああ、これだ。これが、見たかったのだ。
汚さも、哀しみも、苦しみも、全てを流す歓喜さざめくラストの興奮!
4●「シカゴ」
これぞ大人のエンタテインメント。
闇に蠢くメディア・モンスター・フラッパーガールズ!天晴れ。
5●「24アワー・パーティ・ピープル」
飛翔し続けることはできない。けれど転落は不幸とは限らない。
マッドチェスターを愛する、【あの頃】のサヴァイバーたちに祝福を。
6●「8Mile」
エミネムという奇跡を目に出来たことを幸福に思う。
「どうしたら夢を諦められる?」に涙。ラストシーンにも涙。
7●「赤目四十八瀧心中未遂」
情念と業、美しい幻影と猥雑な現実。
日本映画の魂がスクリーンからたちのぼる、その凄みに震える。
8●「キル・ビル Vol.1」
タランティーノのおもちゃ箱、脳内ワンダーランドな映画!
爆笑に次ぐ爆笑は忘れがたい。無駄なカッコよさが可笑しくて可笑しくて。
9●「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
何も考えず、ただただご機嫌な気分で見ることが出来て、幸せ。
そういう映画が時には大切だ。ジョニー・デップに惚れ惚れ。
10●「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
何てロマンチック!何てチャーミング!
細部まで「目配せ」の届いた、陽気で魅力的なドラマに顔が綻ぶ。
でも、実はビデオ鑑賞の方が圧倒的に多い私の場合、
観た映画のほとんどは2003年以前の公開作なので、それも書いておきます。
近年の作品で魅力的だったのは・・・
「青い春」
この1年最もハマッた映画。脚本・俳優・主題歌・衣装・セットデザイン・・・
全てが泣けて、何度も、何度も観た。台詞もほとんど覚えた。
そんな映画に出会えたことを、心から幸福だと思う。
「NO FUTURE〜A SEX PISTOLS FILM」
パンクとは、カリスマティックで、イカれてて、不健康そうで、金なさそうで、陽気で、
目立てればよくて、いいかげんで、挑発的で、嘘つきで、馬鹿で、fuckin’ cool!なもの。
「キス★キス★バン★バン」
何てかわいい映画だろう。レトロ・ポップの愛おしさ。
殺し屋にもいたのね、モラトリアム男子って・・・
その他、「アンチェイン」「アバウト・ア・ボーイ」「アメリカン・パイ」
「ゴッドandモンスター」「ハイ・フィデリティ」「ハッシュ!」
「ひかりのまち」「フォロウィング」「ロード・トゥ・パーディション」なども印象深い作品でした。
続いて、各賞の受賞です。これも一応2003年公開作に限りました。
ただし、Love Spreads Movie Awardでは、2・3作の同時受賞は当たり前。比べられないものもあるため・・・
邦画を交えているため、かなり訳わからなくなってますが・・・。監督賞:マイケル・ムーア (ボウリング・フォー・コロンバイン)
主演男優賞:ジョニー・デップ (パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち)
主演女優賞:寺島しのぶ(赤目四十八瀧心中未遂)
助演男優賞:浅野忠信 (座頭市)、ショーン・ハリス (24アワー・パーティ・ピープル)
助演女優賞:大楠道代 (赤目四十八瀧心中未遂、座頭市)、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ (シカゴ)
優秀作曲賞:クラウス・バデルト (パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち)
主題歌賞:
「Lose Yourself」(8Mile)
「What A Wonderful World」(ボウリング・フォー・コロンバイン)
「Here to Stay」(24アワー・パーティ・ピープル)
さらに続いて特別賞!これはもう、旧作も含めます。
Love Spreads Movie Award特別賞:「青い春」
新人監督賞:フェルナンド・メイレレス (シティ・オブ・ゴッド)
復活監督賞:荒戸源次郎 (赤目四十八瀧心中未遂)
撮影賞:
コンラッド・L・ホール (ロード・トゥ・パーディション)
ロビー・ミュラー (ひかりのまち、24アワー・パーティ・ピープル)
サウンドトラック賞:「24アワー・パーティ・ピープル」「シカゴ」
優秀惹句賞:
「こんなアメリカに誰がした?」 (ボウリング・フォー・コロンバイン)
「心に愛とピストルを。」 (キス★キス★バン★バン)
優秀予告編賞:
1●「テープ」
2●「キル・ビルVol.1」
3●「ボウリング・フォー・コロンバイン」
メディアクリティーク賞:「ボウリング・フォー・コロンバイン」
ベストタイトルバック賞:「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
ベストシークエンス賞:九條の一人サッカーシーン (青い春)
名台詞賞:
「あのアマ!(Bitch!)」(by ヴェルマ) (from 「シカゴ」)
「ヤッチマイナー」(by オーレン・イシイ) (from 「キル・ビル Vol.1」)
「咲かない花も、あるんじゃないですか?」(by 九條) (from 「青い春」)
男子映画賞:
「アバウト・ア・ボーイ」「アメリカン・パイ」
「ハイ・フィデリティ」「キス★キス★バン★バン」
最高にスーツが似合う男賞:
ポール・ベタニー (キス★キス★バン★バン、ギャングスター・ナンバー1)
もはや、収集がつかなくなりそうなので、この辺にします。
このままだと青い春のために色々賞を作ってしまいそうで怖いです・・・(汗
というわけで、2003 Love Spreads Movie Award Junket、いかがでしたでしょうか?
「これが伝えたい」「こんなことをやってみたい」「この映画で皆が楽しんで欲しい」
そして「この映画を素晴らしいモノにしたい」・・・
そんな作り手の映画へのアティテュードが伝わる作品に好意を持ちました。
さあ、2004年にはどんな映画が待っているのか・・・次のベスト10はどんな作品が出てくるか・・・
とても楽しみな今日この頃です♪
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